第174回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2025年下半期)の候補作品が発表されました。今回は、そんなノミネート作品の各あらすじをご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
MEMO
受賞作品発表は2026年1月14日(水)に、東京・築地の「新喜楽」でおこなわれます。
【歴代リンク】芥川賞&直木賞ノミネート作品
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第174回 芥川賞 候補作品
(著者名五十音順)
第174回 芥川賞 候補作品の一覧
『貝殻航路』久栖博季(文學界12月号)
あらすじ
光の消えた灯台、あの日帰ってこなかった父―霧に滲む釧路の街で、わたしは痛みと空白の記憶を結ぶ
『へび』坂崎かおる(文學界10月号)
あらすじ
『BOXBOXBOXBOX』坂本湾(文藝冬季号)
あらすじ
宅配所で粛々とはたらく作業員たちのあいだで、レーンに流れてくる荷物を仕分け、箱の中身を妄想する安。中身と妄想の「答え合わせ」をしたいという欲望に蝕まれ、中身を覗きみることに成功すると…。
『時の家』鳥山まこと(群像8月号)
あらすじ
「瘦せたら何もかもが変わる!」美容外科のポスターの啓示に打たれて、薗は「異食の道化師」になった
『叫び』畠山丑雄(新潮12月号)
あらすじ
早野ひかるは「先生」に打ちのめされ、銅鐸と土地の来歴を学び始める。ここではかつて罌粟栽培と阿片製造が盛んで、満州に渡って「陛下への花束」を編み、紀元2600年記念万博を楽しみにしていた青年がいた。いつしか昭和と令和はつながり、封印されていた声が溢れ出す。大阪と大陸で響き合う夢とロマン、恋愛政治小説。
第174回 直木賞 候補作品
(著者名五十音順)
第174回 直木賞 候補作品の一覧
『カフェーの帰り道』嶋津輝(東京創元社)
あらすじ
東京・上野の片隅にある、あまり流行(はや)っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹下夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。
『白鷺立つ』住田祐(文藝春秋)
あらすじ
天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる千日回峰行を成し遂げようとする2人の仏僧がいた。歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく-。
『神都の証人』大門剛明(講談社)
あらすじ
突然父親を奪われた少女。事件の謎は戦前から令和まで引き継がれる。社会の歪みと戦う者たちの行き着く先とは。「冤罪」ミステリー。
『家族』葉真中顕(文藝春秋)
あらすじ
裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子は、自らのまわりに疑似家族を作り出し…。「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント。
『女王様の電話番』渡辺優(集英社)
あらすじ
志川は、新卒で就職した不動産会社を辞め、SMの女王様をデリバリーするお店の電話番をしている。志川はアセクシャルの自身に戸惑い、彷徨い、清爽と一歩を踏み出す-。
まとめ
どうですか、気になった作品はありましたか?
まだ読んでいない作品があったら、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
【歴代リンク】芥川賞&直木賞ノミネート作品
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