【東野圭吾】笑小説シリーズの読む順番とあらすじを紹介

東野圭吾のブラックな笑いが詰まった、ユーモア満載の短編小説集。
今回はそんな、東野圭吾さんの『笑小説シリーズ』の読む順番とあらすじをご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
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【東野圭吾】笑小説シリーズの読む順番
笑小説シリーズは、東野圭吾の作品の中でもユーモアに特化した短編集であり、読者を笑わせることを目的としたシリーズです。
おすすめの読む順番
- 怪笑小説(1995年)
- 毒笑小説(1996年)
- 黒笑小説(2005年)
- 歪笑小説(2012年)
東野圭吾さんの笑小説シリーズを読む順番は、『怪笑小説』『毒笑小説』『黒笑小説』『歪笑小説』です。
各作品は続編ではなく独立した作品となっているので、どれから読んでも問題はありません。ただし、時間がゆるすなら上記の順に読むことをおすすめします。
【東野圭吾】笑小説シリーズのあらすじ
①『怪笑小説』(1995年)
あらすじ
満員電車で鬱憤を溜め込むサラリーマン、アイドルの追っかけに目覚める老婦人、息子をプロ野球選手にすることだけに人生を捧げる父親。
東野圭吾が描くのは、どこにでもいそうな人々の、ほんの少しだけ「ズレた」日常です。些細な執着やこだわりが静かにエスカレートしていく全9編の短編集。ミステリーの名手が仕掛ける、笑いとブラックユーモアの境界線をお楽しみください。
おすすめポイント
東野圭吾といえばミステリーの印象が強いですが、本作はその先入観を心地よく裏切ってくれる一冊です。9つの短編に通底するのは、「声を出して笑えるのに、どこか背筋がひんやりする」という絶妙な読後感。軽妙な語り口の奥に、人間観察の鋭さがしっかりと息づいています。
特筆すべきは、登場人物たちの滑稽さが決して他人事に思えない点でしょう。満員電車の鬱憤、見栄の張り合い、行き過ぎた親心。どれも私たちの日常に潜む感情が、ほんの少しだけ増幅されたもの。笑いながらも「自分もこうなりかねない」とふと気づかされる瞬間があります。
一編あたりが短く、どこから読んでも楽しめる構成も魅力です。通勤時間や寝る前のひとときに、一話ずつ味わうのにぴったり。ミステリー作家の観察眼で人間の本性をユーモアごと切り取るこの手腕。東野圭吾の意外な一面に触れたい方に、ぜひ手に取っていただきたい作品です。
②『毒笑小説』(1996年)
あらすじ
ヒマを持て余す大富豪の老人たちが、「孫に会いたい」一心で思いついたのは前代未聞の誘拐計画。自首しようにもマニュアル対応でたらい回しにされる犯罪者、ママ友社会の閉鎖性に追い詰められる女性。
東野圭吾が贈るブラックユーモア短編集には、日常のすぐ隣にある「おかしさ」と「恐ろしさ」が同居する12の物語が収められています。笑いの奥に潜む人間の業が、じわりと胸に迫る作品集。
おすすめポイント
12編それぞれが、私たちの日常に潜む小さな欲望や見栄を拡大鏡で映し出すような構成になっています。設定は荒唐無稽なのに「こういう人、いるかも」と思わせる人物造形の巧みさが、笑いの精度を一段引き上げています。
なかでも「つぐない」は、シリーズの中で異彩を放つ一編です。ブラックユーモアの渦中に突然差し込まれる切なさが、読者の感情を不意打ちのように揺さぶります。巻末に収録された京極夏彦との対談で語られる「笑いと泣きは紙一重」という言葉が、まさに体現された瞬間でしょう。
『容疑者Xの献身』や『白夜行』では決して見ることのできない、東野圭吾のもうひとつの顔がここにあります。肩の力を抜いて読めるのに、ページを閉じるとどこか心がざわつく。その絶妙な「毒」の効かせ方を、ぜひ味わってみてください。
③『黒笑小説』(2005年)
あらすじ
文学賞の選考結果を平静を装って待つ作家、内心では「無理だろう」とつぶやく編集者。東野圭吾が描く「黒い笑い」全13編の短編集。
受賞に舞い上がる新人作家・熱海圭介の暴走、売れない作家・寒川心五郎の見栄と空回りなど、出版業界の裏側を皮肉たっぷりに切り取った文壇ものを中心に、日常のささやかな欲望が思わぬ方向へ暴走する人間模様がテンポよく繰り広げられる。
おすすめポイント
東野圭吾といえばミステリの印象が強いですが、本作で発揮されるのは「人間の自意識」を笑いに変える鋭い観察眼です。文学賞に振り回される作家たちの滑稽さは、読みながら何度も吹き出してしまうほどの破壊力があります。
とりわけ秀逸なのは、笑いの奥にちらつく「痛さ」です。勘違いを重ねる熱海圭介も、虚勢を張り続ける寒川心五郎も、どこか他人事とは思えません。自分の中にもある小さな見栄やプライドを突かれるような、居心地の悪い笑いがじわじわと癖になります。
一編あたりが短く、すきま時間にさっと読める手軽さも嬉しいポイントです。「怪笑」「毒笑」に続くシリーズ第3弾ですが、本作単体でも十分に楽しめます。ミステリだけではない東野圭吾のもうひとつの顔を知りたい方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
④『歪笑小説』(2012年)
あらすじ
売れない若手作家、スランプに苦しむ中堅、原稿を奪い合う編集者たち——舞台は、出版業界の裏側。新米編集者が「伝説の編集長」の破天荒な仕事術に振り回されたり、自作のドラマ化話に浮き足立つ作家が暴走したりと、小説づくりの現場で巻き起こる騒動が全12篇の連作短編。笑いの奥に、書くことへの業と矜持がにじむ東野圭吾流ユーモア小説です。
おすすめポイント
普段はミステリーの印象が強い東野圭吾さんが、自らのフィールドである出版業界を丸ごとネタにしている。その時点で、もう読まずにはいられません。編集者と作家のやり取りはどこまでが実話なのかと勘ぐるほどリアルで、業界を知らなくても「大人たちの本気の茶番」として純粋に楽しめます。
連作短編という構成が、本作では見事に効いています。序盤で脇役だった人物が別の話で主役に躍り出て、伏線のように物語同士がつながっていく。読み進めるほどキャラクターへの愛着が増し、気づけば彼らの行く末を応援している自分がいるはずです。
そして巻末に用意された「架空の出版広告」が、最後のサプライズとして待ち構えています。本編中では語られなかった登場人物たちの”その後”が、わずか数行の広告文から浮かび上がる仕掛けは、思わず頬がゆるむこと間違いなし。笑って、少しじんとして、また最初から読み返したくなる、そんな作品です。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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