【中山七里】静おばあちゃんシリーズの読む順番と新刊を紹介

孫娘に厳しくも温かく見守りながら、家から出ずに報告を聞いただけで難事件を解決してしまう静おばあちゃん。
今回はそんな、中山七里さんの『静おばあちゃんシリーズ』の読む順番と新刊をご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
静おばあちゃんシリーズの新刊
ちなみに、中山七里さんの単行本&文庫本の新刊情報は、下記の記事で紹介しているのでよかったらどうぞ。
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【中山七里】静おばあちゃんシリーズの読む順番
静おばあちゃんシリーズは、元裁判官の祖母・静おばあちゃんからのアドバイスを受けながら、法律家を目指している孫娘・円が刑事と協力して真相を解明していく連作短編ミステリーのシリーズです。
おすすめの読む順番
- 静おばあちゃんにおまかせ(2012年)
- 静おばあちゃんと要介護探偵(2018年)
- 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2(2020年)
中山七里さんの静おばあちゃんシリーズを読む順番は、『静おばあちゃんにおまかせ』『静おばあちゃんと要介護探偵』『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』です。
【中山七里】静おばあちゃんシリーズのあらすじ
①『静おばあちゃんにおまかせ』(2012年)
あらすじ
警視庁一課の新米刑事・葛城公彦は、天才的な閃きにも鋭い洞察にも恵まれない平凡な青年。行き詰まるたび、ガールフレンドで法律家志望の女子大生・高遠寺円に助けを求めるのが常になっている。
円の背後には、同居する祖母で元裁判官の「静おばあちゃん」がいた。警官射殺、一家心中めいた不審死、遺産をめぐる密室。持ち込まれる難事件は、どれも法律と人情のはざまで揺れるものばかりで……。
おすすめポイント
安楽椅子探偵ものと聞いて、ほのぼのした日常の謎を想像して開くと、いい意味で裏切られます。静おばあちゃんのもとへ運ばれてくるのは警官射殺や不審死といった血なまぐさい事件ばかりで、紅茶の湯気の向こうから、ぞっとするほど鋭利な論理が差し出されるのです。やわらかな語り口と事件の重さの落差に、ページをめくる手が止まらなくなります。
短編連作という軽やかな体裁のなかに、法と正義のずれ、時効、冤罪といった重いテーマがさりげなく編み込まれているのも読みどころでしょう。静おばあちゃんが口にするひと言は、犯人を裁くためだけでなく、法律を学ぼうとする円へのそっとした贈りものにも聞こえてきます。ミステリを読みながら、読者も法廷に立ち会っているような緊張感を味わえるかもしれません。
そして全編を貫くのは、葛城と円、祖母と孫娘という二組の関係の優しさです。事件が解決するたび、誰かの人生に小さな灯がともっていく手触りが残ります。最後に明かされる一点によって、それまでの景色の見え方がふっと変わる瞬間もあり、読み終えたあとしばらくは、静おばあちゃんの淹れた紅茶の香りが胸に残り続けるはずです。
②『静おばあちゃんと要介護探偵』(2018年)
あらすじ
元東京高裁判事・高遠寺静、80歳。日本で二十人目の女性裁判官となり、引退した今も法科大学院や各方面からの相談が絶えない。
ある日、名古屋を訪れた静は、旧知の人物の不可解な死に触れ、かすかな違和感を覚える。そこで引き合わされたのが、名古屋経済界の重鎮にして車椅子の暴走老人・香月玄太郎。理屈と情、静と動、まったく噛み合わないはずの老老コンビが、五つの難事件に巻き込まれていき…。
おすすめポイント
老老コンビのミステリと聞くと、ほっこりした安楽椅子ものを思い浮かべるかもしれません。けれど本書の手触りは、もっと鋭く、もっと人間くさいのです。元判事・静がまとう理詰めの冷たさと、車椅子の玄太郎が撒き散らす熱。正反対のはずの二人が、事件の前では驚くほどよく似た横顔を見せてくれます。
収録された五つの事件は、密室死・詐欺・認知症・高齢者の孤立といった、どこかで耳にした現代の翳りと地続きです。痛快な推理劇として楽しめるのに、章末でふっと足が止まる瞬間があります。笑っているあいだに、老いをめぐる社会の歪みを読まされていたのかもしれません。
老いることは衰えることだと、どこかで思い込んでいなかったでしょうか。八十歳の静と七十歳の玄太郎は、その思い込みを軽やかに覆していきます。ページを閉じるころには、年齢も立場も越えて「まだ見届けたい景色がある」と、そっと背中を押されているような気がしてくるかもしれません。
③『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』(2020年)
あらすじ
元裁判官の高遠寺静、80歳。司法研修所の教官に招かれ、久しぶりに東京へ戻ってきた。一方、中部経済界の重鎮にして車椅子の〝暴走老人〟香月玄太郎、70歳。がん治療のため上京し、入院先の病院でふたりはばったり再会する。
性格は正反対、しかし一度事件の気配を嗅ぎつければ止まらない老老コンビ。医療過誤、孤独死、高齢ドライバーの暴走。東京の街角にひそむ小さな違和感が、静と玄太郎を再び現場へと連れ出していき…。
おすすめポイント
「老老コンビ」という枠におさまりきらない滋味をたたえています。元判事の理知と、車椅子の暴走老人の直情。この水と油のふたりが織りなす掛け合いは、痛快でありながらどこかほろ苦く、長く生きてきた人だけが口にできる言葉の重みが、何気ない会話にそっとのっています。
扱われる事件は医療過誤、構造計算書偽造、高齢ドライバーの事故、孤独死など、いずれも新聞の片隅で見かける社会問題ばかりです。派手なトリックよりも、老いたふたりだからこそ見抜ける「人の弱さ」に光を当てる筆致に、読者はいつのまにか自分の来し方を重ねていくかもしれません。
静の過去に踏み込むエピソードでは、法の正義と個人の痛みがぶつかり合い、ページをめくる手が少しだけ重くなります。それでも最後まで伴走したいと思わせるのは、歳を重ねることへの静かな肯定が行間に満ちているからでしょう。読み終えたあと、自分の祖父母にそっと電話をかけたくなる一冊です。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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