【池井戸潤】下町ロケットシリーズ小説の読む順番と新刊を紹介

銀行という組織の中で、さまざまな理不尽に苛まれながら、逆境に立ち向かっていく痛快エンターテインメント小説。
今回はそんな、池井戸潤さんの『下町ロケットシリーズ小説』の読む順番と新刊をご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
下町ロケットシリーズの新刊
ちなみに、池井戸潤さんの単行本&文庫本の新刊情報は、下記の記事で紹介しているのでよかったらどうぞ。
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【池井戸潤】下町ロケットシリーズの読む順番
下町ロケットシリーズは、亡くなった父の後を継いで社長になった佃航平が、社員たちと共にさまざまな難題に挑んでいくシリーズです。
おすすめの読む順番
- 下町ロケット(2010年)
- 下町ロケット ガウディ計画(2015年)
- 下町ロケット ゴースト(2018年)
- 下町ロケット ヤタガラス(2018年)
池井戸潤さんの下町ロケットシリーズを読む順番は、『下町ロケット』『下町ロケット ガウディ計画』『下町ロケット ゴースト』『下町ロケット ヤタガラス』です。
【池井戸潤】下町ロケットシリーズのあらすじ
①『下町ロケット』(2010年)
あらすじ
宇宙科学開発機構でロケットエンジンの研究に打ち込んでいた佃航平。自ら手がけたロケットの打ち上げ失敗の責任を取り、研究者の道を退く。亡き父が遺した大田区の町工場・佃製作所を継ぎ、小型エンジンの開発で業績を伸ばしていた矢先、大口取引先から突然の契約打ち切りを告げられる。
追い打ちをかけるように、大手企業からは特許侵害の訴訟を起こされ、資金繰りも限界を迎えていく。窮地に立たされた佃の前に、かつて果たせなかった「ロケット」の夢が再び姿をあらわし……。
おすすめポイント
技術者としての誇りと、経営者としての現実。その二つに引き裂かれながらも前を向く佃航平の姿が、ページをめくる手を止めさせません。法廷、銀行、取引先。どの場面にも「仕事とは何か」という問いが静かに横たわっています。
池井戸潤の筆致は、特許訴訟やロケット工学といった専門領域を、人間同士の意地と信念のぶつかり合いへと鮮やかに変換していきます。読者は気づけば「ものづくり」の熱量に巻き込まれ、小さな町工場の勝敗に本気で拳を握っているでしょう。
下町の工場から宇宙を見上げるという構図は、どこか途方もなく映ります。けれどページを閉じたあと、自分の仕事や日々の営みに対する視線がわずかに変わっていることに気づくかもしれません。下町の中小企業に次々とかせられる難題をどう乗り越えていくのか、胸の高鳴りを感じずにはいられない作品。
②『下町ロケット ガウディ計画』(2015年)
あらすじ
ロケットエンジンのバルブシステム開発で倒産の危機を乗り越えた大田区の町工場・佃製作所。束の間の安息も許されず、量産を約束された取引は打ち切られ、ロケット開発ではNASA出身の社長率いるライバル企業が立ちはだかる。
そんな折、かつての部下から持ち込まれたのは、心臓病患者を救う医療機器「ガウディ」の開発依頼。中小企業にはあまりにも大きなリスクを前に、佃航平が下した決断は……。
おすすめポイント
展開の結末は予想できます。それでもページをめくる手が止まらないのは、池井戸潤が描く「正しさ」に嘘がないからでしょう。宇宙から人体へフィールドが移っても、技術者たちの誇りはまったくぶれません。
ロケットから人体へ。舞台は変わっても佃航平が守り続けるのは「技術者としての矜持」にほかなりません。医療界の権力争いや学閥のしがらみに翻弄されながらも、目の前の命のためにねじ一本を磨き上げる。その愚直さが、読む側の仕事観まで静かに揺さぶります。
ページを閉じたあと、ふと自分の仕事を振り返ってしまうかもしれません。夢と生活のあいだで揺れながらも前を向く佃航平の背中は、働くすべての人にとっての小さな灯火になるはずです。
③『下町ロケット ゴースト』(2018年)
あらすじ
ロケットエンジンのバルブ供給で実績を重ねてきた町工場・佃製作所に、かつてない逆風が吹く。発注元である帝国重工の業績不振、そして社長・佃航平が右腕と頼む番頭・殿村に訪れた人生の岐路。
活路を求めて新規事業へ踏み出した佃は、帝国重工を飛び出した二人の技術者が興したベンチャー・ギアゴーストと出会う。トランスミッション開発という未知の領域、やがて浮上する特許侵害の疑惑、そして仲間の中に忍び寄る裏切りの影……。
おすすめポイント
池井戸潤の筆が冴えるのは、技術開発と法廷という二つの戦場を同時に走らせながら、どちらからも目が離せない緊張感を生み出しているところです。トランスミッションや特許侵害といった専門的な題材が、ページをめくる手を止められないエンターテインメントへと昇華されています。
物語の底流に静かに横たわっているのは、「何のために、ものをつくるのか」という問いです。志を同じくしていたはずの仲間が、過去の傷に囚われて道を違えていく。その分岐点の描き方が、働くことの意味をじわりと突きつけてきます。
殿村が守ろうとする三百年続く田んぼ、佃が手放さない技術者としての矜持。大きな組織と小さな現場、それぞれの正義がぶつかり合うなかで最後に残るのは、人と人との信頼だけかもしれません。読み終えたあと、自分自身の「仕事の原点」にふと立ち返りたくなる一冊です。
④『下町ロケット ヤタガラス』(2018年)
あらすじ
大型ロケット打ち上げの現場を離れた帝国重工の財前道生が、準天頂衛星「ヤタガラス」を利用した無人農業ロボットの開発を立案する。
新技術を獲得した佃製作所とタッグを組み、危機にある日本の農業を変えようと動き出すが、帝国重工社内では熾烈な権力争いが渦巻き、思いもよらないライバルが名乗りを上げる。信頼と裏切りが交錯するなか、佃航平は再び技術者の矜持を賭けた闘いへと踏み出していく……。
おすすめポイント
宇宙から大地へ。舞台が移っても、池井戸潤が突きつけるのは「誰のためにものをつくるのか」というひとつの問いです。復讐のために技術を振るう者と、まだ見ぬ農家の未来のために手を動かす者。その対比が、痛快な勧善懲悪の奥に深い苦みを残しています。
ロケットや人工弁と違い、農業という題材は驚くほど読者の足元に近い場所にあります。高齢化する田園、担い手のいない畦道。物語が描く危機はそのまま現実と重なり、泥にまみれたトラクターが走り出す場面では思わず目頭が熱くなるでしょう。
ページを閉じたあと胸に残るのは、爽快感だけではありません。「自分の仕事はめぐりめぐって誰の暮らしにつながっているのか」。その静かな問いが、日常に戻ったあともしばらく離れないかもしれません。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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