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【柚月裕子】佐方貞人シリーズの読む順番と新刊を紹介

【柚月裕子】佐方貞人シリーズの読む順番と新刊を紹介
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刑事事件を専門とする、元検察官の弁護士である佐方貞人が事件の真相に迫っていく法廷ミステリー。

今回はそんな、柚月裕子さんの『佐方貞人シリーズ』の読む順番と新刊をご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

佐方貞人シリーズの新刊

誓いの証言

誓いの証言
(2026/3/26日)

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ちなみに、柚月裕子さんの単行本&文庫本の新刊情報は、下記の記事で紹介しているのでよかったらどうぞ。

 

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目次(タップできます)

【柚月裕子】佐方貞人シリーズの読む順番

おすすめの読む順番

  1. 最後の証人(長編)
  2. 検事の本懐(短編集)
  3. 検事の死命(短編集)
  4. 検事の信義(短編集)
  5. 誓いの証言(長編)

柚月裕子さんの佐方貞人シリーズを読む順番は、『最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』『誓いの証言』です。

【柚月裕子】佐方貞人シリーズのあらすじ

①『最後の証人』(長編)

あらすじ

元検事の弁護士・佐方貞人のもとに、ホテルの一室で起きた刺殺事件の弁護依頼が舞い込む。物的証拠も状況証拠も被告人の有罪を指し示す絶望的な状況。それでも佐方は依頼を引き受ける。「面白くなりそう」だから。

一方で、7年前に交通事故で最愛の一人息子を失った夫婦の過去へと遡っていく。法廷の現在と夫婦の過去、ふたつの時間軸が静かに交差したとき、事件の裏に隠された真相が姿を現しはじめ…。

おすすめポイント

法廷パートと過去パートが交互に進む構成が見事です。「有罪確実」の裁判がなぜ覆り得るのか、その一点だけで最後まで読む手が止まりません。読者がたどり着く”真相”は、単なるトリックの開示ではなく、登場人物たちの人生そのものが反転する瞬間です。

息子を奪われた夫婦が7年間抱え続けた怒りと悲しみ。その重さが、中盤以降じわじわと胸に迫ります。権力によって「なかったこと」にされた事故の真実を前に、二人が下す決断には、善悪の境界線を読者自身に問い返す力があります。

法廷ミステリーでありながら、読後に残るのは謎解きの爽快感よりも、人間の覚悟と正義の重さです。罪をまっとうに裁かせることをモットーにしている弁護士の佐方貞人が、検事と対峙しながら事件の裏に潜む真実を追っていく姿に、人間味を感じずにはいられない物語。

②『検事の本懐』(短編集)

あらすじ

新人検事・佐方貞人が赴任した米崎地検。ガレージや車が次々と燃やされる連続放火事件の取調を担当することになった佐方は、捜査本部が強引に逮捕した容疑者に違和感を覚える。「まだ事件は解決していない」。

周囲の圧力に屈することなく、真実だけを見据える若き検事の姿を描いた連作短編集。放火、窃盗、恐喝、疑獄、横領。5つの事件が、一人の検事の「本懐」へと静かに収束していく。

おすすめポイント

5つの短編それぞれに異なる罪状と人間模様が配置されながら、読み進めるほどに佐方貞人という人物の輪郭が鮮明になっていく。この構成の巧みさに、まず唸らされます。事件の謎解きだけでなく、「なぜその人間は罪を犯したのか」という動機の深層へ踏み込む筆致が見事です。

佐方が貫くのは、派手な正義感ではありません。言葉少なに、しかし決して折れることなく真実を追い求めるその姿勢は、組織の論理や上下関係が渦巻く検察の世界でこそ、異質な輝きを放ちます。「事件ではなく、人を見る」という彼の信念が、読者の胸にじわりと刺さるはずです。

そして最後に明かされる、佐方の父をめぐるエピソードが5編すべての伏線を静かに回収します。彼の生き方の根源がここに集約され、涙腺を揺さぶられる方も少なくないでしょう。「検事とは何か」ではなく「人としての本懐とは何か」を問いかけてくる、骨太な作品です。

③『検事の死命』(短編集)

あらすじ

電車内で女子高生への痴漢容疑により、会社員の武本が現行犯逮捕された。しかし武本は容疑を否認し、「金を払えば示談にすると脅された」と主張する。

さらに武本は県内有数の資産家一族の婿であり、担当検事となった佐方貞人のもとには、上司や国会議員から不起訴を求める圧力が次々と押し寄せる。「罪はまっとうに裁かれなければならない」。その信念だけを武器に、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切るが…。

おすすめポイント

4話構成の連作短編でありながら、一本の太い幹が物語を貫いています。郵便物の謎を追う静かな序盤から、権力との全面対決へと加速していく構成は、ギアが一段ずつ上がるように読み手の緊張を高めていきます。気づけば佐方貞人という男の信念に、完全に引き込まれているはずです。

第二話「業をおろす」で描かれる、獄死した父の真実。ここで佐方の「罪をまっとうに裁く」という信条の根が明かされたとき、彼のすべての行動に血が通い始めます。正義を問う物語は数あれど、その問いを親子の業として描き切った筆致には、静かに胸を打たれます。

後半の法廷パートでは、佐方が切り札を出す瞬間に思わず息を呑むでしょう。読者にも真相が伏せられたまま公判が進む構成が、ページをめくる手を止めさせません。出世にも保身にも目もくれず、ただ真実だけを追う一人の検事の姿が、読後じわりと胸に残る一冊です。

④『検事の信義』(短編集)

あらすじ

検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当する。だが被告人は実業家の非嫡出子であり、腕時計は形見だと主張。無罪を裏付ける証拠まで出てきたにもかかわらず、なぜか被告人自身がその証拠を黙っていた。

覚醒剤事件に潜む警察の闇、同期から持ちかけられた異例の取引、介護の果てに母を手にかけた男の沈黙。4つの事件の「事実」の奥に、それぞれ別の「真実」が静かに眠っている。

おすすめポイント

佐方貞人という検事は、派手な法廷弁論で場を圧倒するタイプではありません。彼がやるのは、誰もが見過ごした小さな「違和感」を拾い上げ、自分の足で歩き、地道に真実を掘り起こすこと。その愚直さこそが、ページをめくるたびにじわじわと胸に迫ってきます。

4つの短編は、それぞれ正義の異なる顔を読者に突きつけてきます。組織を守る正義、市民を守る正義、そして個人の信義。どれも正しく見えるからこそ、佐方が貫く「罪をまっとうに裁く」というたった一本の筋が、かえって鮮烈に浮かび上がるのです。

最終話「信義を守る」で明かされる被告人の沈黙の理由は、ミステリの謎解きを超えて、人が生きることそのものへの問いかけになっています。裁判官が法廷で被告人に語りかけるあの数行を読んだとき、思わず本を閉じて深呼吸したくなる作品です。

⑤『誓いの証言』(長編)

あらすじ

ヤメ検弁護士・佐方貞人のもとに、警察から一本の電話が入る。逮捕された男が佐方を弁護人に指名しているという。その男は大学時代の同期・久保利典。容疑は不同意性交等罪で、被害者は行きつけのクラブの女性だった。

無実を主張する旧友を信じ、事件の経緯を調べ始めた佐方だったが、女性が久保を陥れる動機がどこにも見当たらない。ふたりの過去を探るうち、約20年前に香川で起きたある石職人の死亡事故が浮かび上がり…。

おすすめポイント

一見シンプルな冤罪弁護の物語が、20年の時を超えた因果の連鎖へと姿を変えていきます。旧友・久保の印象がシロからクロへ、そしてまた揺れ戻るたびに、読者の判断も鮮やかに覆されます。この容赦のない揺さぶりこそ、ページをめくる手を止められなくなる最大の理由です。

柚月裕子さんが描き出すのは、善良な人々が理不尽に踏みにじられる構造への静かな怒りです。香川の石職人たちの実直な暮らしと都会の論理が交わったとき、誰が何を失ったのか。その答えにたどり着く過程で、胸の奥がじわりと熱くなります。

法廷での終盤、佐方が差し出す「証言」の重みを知ったとき、タイトルの意味が鮮烈に立ち上がります。勝敗ではなく、誰かの尊厳を守るために言葉を尽くすということ。佐方貞人という人物の矜持が、最後の一行まで心を離しません。

 

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

【柚月裕子】佐方貞人シリーズ 一覧
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最後の証人 (角川文庫)

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検事の本懐 (角川文庫)

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検事の死命 (角川文庫)

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検事の信義 (角川文庫)

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誓いの証言

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この記事を書いた人

30年以上の読書歴と年間100冊以上の読書経験をもとに、国内外のミステリーやファンタジーを中心に、ジャンルを問わず正直な感想をお届けします。
「次に何を読もうか迷っている」「好きな作家の新刊を見逃したくない」そんな方のために、人気作家の最新刊情報もいち早くまとめています。

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