とある事情から心を閉ざす娘・おちかが、さまざまな人びとから「百物語」を聞かされる物語。
今回はそんな、宮部みゆきさんの『三島屋変調百物語シリーズ』の読む順番と新刊をご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
三島屋変調百物語シリーズの新刊
ちなみに、宮部みゆきさんの単行本&文庫本の新刊情報は、下記の記事で紹介しているのでよかったらどうぞ。
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【宮部みゆき】三島屋変調百物語シリーズの読む順番
三島屋変調百物語シリーズは、心に傷をもつおちかが聞き手となり、三島屋を訪れる人たちが語る不思議な話に怖ろしさと、やさしさを味わえるシリーズです。
おすすめの読む順番
- おそろし 三島屋変調百物語事始
- あんじゅう 三島屋変調百物語事続
- 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
- 三鬼 三島屋変調百物語四之続
- あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
- 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
- 魂手形 三島屋変調百物語七之続
- よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
- 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
- 猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続
宮部みゆきさんの三島屋変調百物語シリーズを読む順番は、『おそろし 三島屋変調百物語事始』『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』『三鬼 三島屋変調百物語四之続』『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』『魂手形 三島屋変調百物語七之続』『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』です。
【宮部みゆき】三島屋変調百物語シリーズのあらすじ
①『おそろし 三島屋変調百物語事始』
あらすじ
旅籠の娘で17歳のおちかは、ある事情により心を閉ざしていた。そんな彼女は、江戸で袋物屋「三島屋」を営んでいる叔父夫婦のもとで、行儀見習いとして慌ただしく働くことで過去のできごとを意識しないようにしていた。ある日、叔父の伊兵衛は所用のため、このあと訪ねてくる客の応対を任せると、おちかに告げて外出してしまう。客はおちかに、自分にまつわる怪ばなしを語りだした。やがて、江戸中から不思議な話が集まり、聞き役を務めるおちかの心を徐々に溶かしていく…。
おすすめポイント
忘れることのできない悩みや苦しみを抱え、途方に暮れている彼らがそっと胸の内を語りだす。それは、人間の欲や弱さ、運命のいたずらが絡み合いながら紡ぎだされる世界であり、そこに妖しさを感じながらも魅せられてしまう。「百物語」として語られる、不思議でいて切なくもある話が、心に染みわたる作品。
②『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』
あらすじ
一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。
③『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』
あらすじ
三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは…。
④『三鬼 三島屋変調百物語四之続』
あらすじ
三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―
⑤『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』
あらすじ
三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。
⑥『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』
あらすじ
文字は怖いものだよ。遊びに使っちゃいけない――。江戸は神田にある袋物屋〈三島屋〉は、一風変わった百物語を続けている。これまで聞き手を務めてきた主人の姪“おちか”の嫁入りによって、役目は甘い物好きの次男・富次郎に引き継がれた。三島屋に持ち込まれた謎めいた半天をきっかけに語られたのは、人々を吸い寄せる怪しい屋敷の話だった。読む者の心をとらえて放さない、宮部みゆき流江戸怪談、新章スタート。
⑦『魂手形 三島屋変調百物語七之続』
あらすじ
百物語なんかしていると、この世の業を集めますよ――。江戸は神田の袋物屋・三島屋では、風変わりな百物語が続けられている。語り手一人に、聞き手も一人。主人の次男・富次郎が聞いた話はけっして外には漏らさない。少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるという――。三島屋に嬉しい報せも舞い込み、ますます目が離せない宮部みゆき流の江戸怪談。
⑧『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』
あらすじ
江戸は神田三島町にある袋物屋の三島屋は、風変わりな百物語をしていることで知られている。語り手一人に聞き手も一人、話はけっして外には漏らさず、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」これが三島屋の変わり百物語の趣向である。従姉妹のおちかから聞き手を受け継いだ三島屋の「小旦那」こと富次郎は、おちかの出産を控える中で障りがあってはならないと、しばらく百物語をお休みすることに決める。休止前の最後の語り手は、商人風の老人と目の見えない彼の妻だった。老人はかつて暮らした村でおきた「ひとでなし」にまつわる顛末を語りだす――。
⑨『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』
あらすじ
行く当てのない女達のため土から生まれた不動明王。悲劇に見舞われた少女の執念が生んだ家族を守る人形。描きたいものを自在に描ける不思議な筆。そして、人ならざる者たちの里で育った者が語る物語。恐ろしくも暖かい百物語に心を動かされ、富次郎は決意を固める──。
⑩『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』
あらすじ
江戸は神田三島町にある三島屋の次男坊富次郎は、変わり百物語の二代目聞き手。飼い主の恨みを晴らす化け猫、命懸けで悪党壊滅に挑む河童、懺悔を泣き叫ぶ山姥が登場する客人の身の上話を聞いている。一方、兄・伊一郎の秘密の恋人が出奔。伊一郎の縁談を巡って、三島屋は大騒動に巻き込まれてしまう。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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