宮城県を舞台におこる事件を追う中で、さまざまな人間模様を描いた社会派のヒューマン・ミステリー「宮城県警シリーズ」。
今回はそんな、中山七里さんの『宮城県警シリーズ』の読む順番と新刊をご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
宮城県警シリーズの新刊
ちなみに、中山七里さんの単行本&文庫本の新刊情報は、下記の記事で紹介しているのでよかったらどうぞ。
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【中山七里】宮城県警シリーズの読む順番
宮城県警シリーズは、宮城県警捜査一課を舞台にして、生活保護や震災による復興の闇などの社会問題に翻弄される人びとの葛藤を描いたヒューマンドラマです。
おすすめの読む順番
- 護られなかった者たちへ
- 境界線
- 彷徨う者たち
中山七里さんの宮城県警シリーズを読む順番は、『護られなかった者たちへ』『境界線』『彷徨う者たち』です。
【中山七里】宮城県警シリーズのあらすじ
①『護られなかった者たちへ』
あらすじ
仙台市のアパートで、手足や口の自由を奪われた状態の餓死した遺体が発見される。被害者は、福祉保健事務所の三雲忠勝で人格者とされ、怨恨の可能性は低いとされた。捜査は手がかりをつかめずに難航していた。
死体が発見される数日前に、模範囚のある男が出所していた。その男は、過去のあるできごとに関係する人物を迫っていくのだが…。
おすすめポイント
生活保護をめぐり人生を狂わされた者たち。それぞれに立場があり、一概に善悪を決められない難しさも見えてくる。また、社会福祉の矛盾とともに、護られなかった人びとの痛みと哀しみが伝わり、胸にしみるものがある。
生活保護に一石を投じる本作に、社会保障のあり方を考えさせられつつも、心に訴えてくるものがある物語。
②『境界線』
あらすじ
2018年5月某日、気仙沼市南町の海岸で、女性の変死体が発見された。女性の遺留品の身分証から、遺体は宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だったことがわかる。笘篠の妻は7年前の東日本大震災で津波によって流され、行方不明のままだった。遺体の様子から、妻と思われる女性はその前夜まで生きていたという。なぜ妻は自分のもとへ戻ってこなかったのか――笘篠はさまざまな疑問を胸に身元確認のため現場へ急行するが、そこで目にしたのはまったくの別人の遺体だった。
妻の身元が騙られ、身元が誰かの手によって流出していた……やり場のない怒りを抱えながら捜査を続ける笘篠。その経緯をたどり続けるもなかなか進展がない。そのような中、宮城県警に新たな他殺体発見の一報が入る。果たしてこのふたつの事件の関連性はあるのか? そして、笘篠の妻の身元はなぜ騙られたのか――。
③『彷徨う者たち』
あらすじ
災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だったーー。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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