こんにちは! 涙をながしてスッキリした気分のネイネイです。
今回は、作家と医師の2つの顔をもった、知念実希人さんの『祈りのカルテ』を読みましたので、あらすじや感想・レビューをご紹介します。
日本内科学会認定医の資格をもつ、著者ならではの医療ミステリーを味わってみてはいかがでしょうか。
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『祈りのカルテ』知念実希人【あらすじ&概要】
あらすじ
研修医である諏訪野良太は、初期臨床研修を受けるなかで、内科、外科、小児科など、様々な科をまわって医師としての基礎力を身につけようと精進していた。
さまざまな科で患者たちと接していくなかで、自分がどの科を専門にするのかを決めかねていた。
おすすめポイント
5話の短編集になっており、主人公の研修医の諏訪野良太が、2年間の初期臨床研修で様々な科をまわって患者の心の声に耳を傾ける物語になっています。
著者の医師としての知識とミステリーが融合して、リアリティのある医療現場と患者の奇妙な行動の謎を楽しめる作品になっています。
ミステリー要素
毎話に必ず患者さんの謎があります。 解けそうで解けない謎にヤキモキしちゃいます。
主人公の諏訪野が推理をして「なんだそういうことか」っていう毎回違った感情を堪能することができます。
「そうきますか」っていう謎がいいですよね。
主人公の特技
患者の表情や態度から、その人の感情を読み取る能力が抜群に優れている。ただその能力を最大限にいかせるが、どの科が自分にあっているのか探しあぐねています。
本書の中にもコチラの内容があります。
患者一人一人について深く関わることなく、ただ流れ作業で手術を行い治療していく。それが正しい医療なのだろうか?
(P77より)
そして、次第に一人一人の患者に時間をかけて寄り添える科を考えるようになっていきます。 この部分は、著者の実体験からの内容なんでしょうかね。
著者が内科を選んだ理由もそこにあるのかな?
個人的によかった話
個人的には、最後2話が心を揺さぶる内容でよかったです。 とくに最終話は締めくくりにふさわしい感動する話で、涙なしには読み進めることができません。
患者がなんでその行動をするのか分かったときに、頬をつたっていきます。
ひとりでに涙がこぼれ落ちます。
感想・レビュー
主人公が研修生活で、様々な患者と医師にであって経験したことを心に刻んで、自身の進むべき道を模索して決定する過程は、医療のみだけではなく、すべての働く人にたいして「それがあなたの進むべき道なの?」と問いかけているように感じられます。
あなたは、自身の進んだ道を他の人に説明できますか? そんなことを考える作品でした。
いろいろ考えさせられるな。
まとめ
こんなに自然に涙があふれてくることもあるんですね。
あなたもこの医療ミステリーで、感動の涙によいしれてみてはいかがでしょうか。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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