【2026年版】おすすめ小説ランキング!いま読むならコレ

本記事では、2025年に読んだ本の中から『おすすめ小説ランキング』をご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
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【2026年版】おすすめ小説ランキング
2025年1月~2025年12月の作品が対象
【2026年版】おすすめ小説ランキング 一覧
10位『さよならジャバウォック』伊坂幸太郎
あらすじ
結婚直後、夫の転勤によって見知らぬ地で息子を育てていた量子。この頃から、夫は別人のように冷たくなり、暴言も吐くようになっていた。
ある日、暴力をふるわられたことで、夫を殺してしまった。途方に暮れていたところ、つい最近になってばったりと再会した大学時代のサークルの後輩である桂凍朗が「量子さん、何か問題が起きていますよね? 中に入れてください」と訪ねてきて…。
おすすめポイント
ジャバウォックという『鏡の国のアリス』の作中詩に登場する架空の怪物という存在を巧みに用いることによって、人間の心の奥深くに潜んでいる本能を浮き上がらせ、読者に対して問いかけてくる。
さまざまな謎と節々に見え隠れする違和感を抱かせながら、まるでSFのような奇想を軸として展開していく、摩訶不思議で独特な伊坂ワールドを存分に堪能することができる作品。
9位『探偵小石は恋しない』森バジル
あらすじ
福岡市の探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、いつの日か名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。
しかしながら、色恋にまつわる調査が「病的に得意」である小石にくる依頼のほとんどが不倫や浮気の調査ばかりだ。色恋案件ばかりかと思いきや、相談員の蓮杖とともに意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて──。
おすすめポイント
不倫調査ばかりが舞い込んでくる探偵事務所を舞台に、ミステリオタクの小石と助手の蓮杖が日常の中に潜んでいる謎に挑んでいくのだが、予想だにしないところで事件が発生しているという展開が描かれていく。
途中までは、探偵と助手のふたりの軽快でテンポの良いやりとりを楽しみながらの日常ミステリだが、あるとき物語の様相がガラリと変わってしまう瞬間が訪れる。
いつの間にか巧妙に張り巡らされていた伏線と、そのひとつひとつが見事に繋がっていく鮮やかな回収の仕掛けに思わずハッとさせられ、心を大きく躍らされてしまう本格的なミステリ作品。
8位『最後の一色』和田竜
あらすじ
織田信長による天下布武の軍団が日本全土を侵略していくなか、その恐るべき怪物は戦場にあらわれた。名を丹後の守護大名、一色義員の嫡男・五郎と言った。
わずか17歳の青年は圧倒的不利な状況下において、凄惨きわまりない戦闘を繰り広げることになり…。
おすすめポイント
戦国時代の混沌とした時代において、織田信長による天下統一が進んでいくなか、突如として戦場にあらわれた丹後の守護大名・一色五郎と、信長から丹後攻略を命ぜられた長岡藤孝とその息子の忠興との苛烈なまでの戦いを描いている。
同世代である一色五郎と長岡忠興のふたりの出会いや対立をとおして、複雑な人間関係や嫉妬に葛藤、謀略が絡み合う中でみせる純粋でまっすぐな姿に胸を熱くさせる。混沌とした戦国時代を舞台に、不器用ながらも漢としての魅力あふれる五郎の活躍にワクワクさせられながら、ふたりの行く末から目が離せなくなる物語。
7位『世界99』村田沙耶香
あらすじ
性格のない人間・如月空子。そのコミュニティごとにふさわしい人格を作り、キャラクターを使い分けることで生きてきた。ところが、かわいいペットに過ぎなかった「ピョコルン」が、とある能力を備えたことで…。
おすすめポイント
可愛いらしい動物だった「ピョコルン」に性処理や出産、子育て、介護など、その能力でできるすべてを押しつけることで、差別や憎悪といった「汚い感情」の存在しない世界が描かれていく。
現代社会において当たり前とされる価値観や常識、人びとが疑うことなく受け入れてきた規範や倫理観を根底から反転させられる。不気味さを感じながらも、魅せられてしまうディストピア小説。
6位『ブレイクショットの軌跡』逢坂冬馬
あらすじ
自動車工場の期間工として働く本田昴は、2年11カ月の寮生活にようやく終止符を打とうとしていた。
最終日、同僚がSUVブレイクショットのボルトを車体内部に落とすところを目撃する。何も言わずに見過ごせば、明日からは自由の身になれるのだが…。
おすすめポイント
ビリヤードの最初の一打「ブレイクショット」のごとく、1台のSUVをとおして、ファンドグループの役員、町のベテラン板金工、不動産会社の営業マン、アフリカの武装勢力など、多様な人びとの人生が紡がれていく。
人気SUVをとおして、期間労働者、所得格差、特殊詐欺、ヤングケアラーなど、現代社会が抱えるさまざまな闇が浮き彫りになる。どれほど理不尽で苦しい状況に追い込まれても、人としての善良さを失うことなく、己の道を切り開いていこうとする登場人物たちの真摯な姿勢に、清々しい風を感じられる作品。
5位『PRIZE―プライズ―』村山由佳
あらすじ
天羽カインは本屋大賞にも輝き、本を出せばベストセラーの大人気作家である。しかし、いまだに直木賞だけは取れない。文壇から正当に評価されない。何としてでも認めさせてやる…。
おすすめポイント
作家と編集者の間で交わされる生々しく現実味のあるやりとり、直木賞という栄誉ある賞の選考がどのようなプロセスで進められていくのかという詳細な過程、そして出版業界の表には決して出てこない裏側の実態を、鮮明かつ詳細に描き出している。
それぞれの登場人物たちが抱えている想いや譲れない信念が複雑に交差していき、ヒリヒリとした緊張感に満ちあふれる展開が続いていく中で、小説という作品を生み出すことの困難さや厳しさ、そしてその創作という営みに真摯に取り組み続ける作家たちの揺るぎない信念や覚悟について、深く考えさせる作品。
4位『殺し屋の営業術』野宮有
あらすじ
18年間、営業畑を歩み、所属した会社すべてで営業成績トップを誇っていた鳥井。ある日、珍しい夜間のアポイント先で刺殺体を発見し、殺し屋と遭遇してしまう。
拉致され絶体絶命の状況に陥った彼は、「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と、命がけの営業トークを開始するのだが——。
おすすめポイント
卓越した営業能力を持つ鳥井が、思いがけないことにより殺し屋から請け負った「2週間で2億円を稼ぐ」という途方もないノルマ。実際に存在している営業テクニックや交渉術の数々を巧みに駆使しながら、一般社会とはまったく異なる裏稼業の世界をも渡り歩いていく。
相手を騙したり騙されたりという緊張感のある駆け引きが次から次へと繰り広げられ、さらには別組織に所属する殺し屋たちとの緊迫した頭脳戦など、テンポのよいストーリー展開に最後まで引き込まれてしまう。次々と襲いかかってくる様々なピンチの連続から一瞬たりとも目を離すことができない、読者を魅了してやまない痛快エンタメ小説。
3位『熟柿』佐藤正午
あらすじ
激しい雨の降る夜、老婆を撥ねてしまったかおりは轢き逃げの罪に問われることになり、服役中に息子・拓を出産することになった。
出所後、息子の顔が見たいという強い思いから園児連れ去り事件を起こしてしまった彼女は、息子との接見を禁じられることとなり、追われるようにして西へ西へと各地を転々としながら流れてゆくことになるが…。
おすすめポイント
取り返しのつかない過ちをおかしてしまったことで、あまりにも深すぎる苦悩と決して消えることのない重い罪の十字架を背負いながらも、それでも日々を精一杯に生きていこうとするかおり。
彼女に対して悪意を向けてくる者たちがいる一方で、そっと優しく手を差し伸べてくれる温かい人びともいる。そうした彼女の波乱に満ちた半生の物語に心を震わせられ、深い闇の中にほのかに灯される小さな明かりが心にじんわりと沁みわたっていく物語。
2位『エピクロスの処方箋』夏川草介
あらすじ
大学病院で難手術を成功させながらも、甥のため地域病院で働いている内科医の雄町哲郎。
ある日、大学准教授の花垣から難しい症例が持ち込まれた。患者は82歳の老人で、かつて哲郎が激怒させた大学の権力者・飛良泉教授の父親だった――。
おすすめポイント
生きるとは何か、そして幸福とは何かという問いを投げかけながら、医療現場における厳しい現実や葛藤、そして患者一人ひとりにそっと寄り添っていく医師の姿が描かれていく。
誰もが避けることのできない死という現実に対して、揺るぎない信念を持ちながら、迷うことなく自分自身の道を進んでいくマチ先生の姿に心を癒やされてしまう物語。
1位『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ
あらすじ
とある能力を買われ、アイドルグループ運営に参画することになった男。内向的な気質ゆえに積み重なる心労を癒やしたい大学生。舞台俳優を熱烈に応援していたが、ある報道で状況が一変する女。
世代もまったく異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
おすすめポイント
推し活やファンダム経済といった現代特有の文化を鮮やかに浮かび上がらせることによって、読者に対して問いを投げかけてくる。
登場人物たちの姿に心を揺さぶられて共感しながらも、同時に現代社会が根底に抱えている孤独感や生きづらさといった問題に胸が締め付けられるような感覚を覚えてしまう作品。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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