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【中山七里】宮城県警シリーズの読む順番と新刊を紹介

【中山七里】宮城県警シリーズの読む順番と新刊を紹介
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宮城県を舞台におこる事件を追う中で、さまざまな人間模様を描いた社会派のヒューマン・ミステリー「宮城県警シリーズ」。

今回はそんな、中山七里さんの『宮城県警シリーズ』の読む順番と新刊をご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

宮城県警シリーズの新刊

彷徨う者たち

彷徨う者たち
(2024/1/26発売)

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ちなみに、中山七里さんの単行本&文庫本の新刊情報は、下記の記事で紹介しているのでよかったらどうぞ。

 

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【中山七里】宮城県警シリーズの読む順番

宮城県警シリーズは、宮城県警捜査一課を舞台にして、生活保護や震災による復興の闇などの社会問題に翻弄される人びとの葛藤を描いたヒューマンドラマです。

おすすめの読む順番

  1. 護られなかった者たちへ(2018年)
  2. 境界線(2020年)
  3. 彷徨う者たち(2024年)

中山七里さんの宮城県警シリーズを読む順番は、『護られなかった者たちへ』『境界線』『彷徨う者たち』です。

【中山七里】宮城県警シリーズのあらすじ

①『護られなかった者たちへ』(2018年)

あらすじ

東日本大震災から復興が進む仙台で、福祉保険事務所の課長・三雲忠勝が手足を拘束された状態の餓死死体で発見された。誰もが「人格者」と口を揃える三雲に恨みを持つ者は見当たらず、捜査は暗礁に乗り上げる。

しかし事件の数日前、一人の模範囚が刑務所を出所しており、男は過去のある出来事の関係者を追っているらしい。やがて第二の被害者が同じ手口で発見され、ふたつの事件が静かにつながり始めて…。

おすすめポイント

「善人がなぜ餓死させられなければならなかったのか」。この問いが、ページをめくるほどに重みを増していきます。ミステリーとしての謎解きの裏側で、生活保護制度の矛盾がじわじわと浮かび上がる構成は、単なる犯人探しでは終わらない深い奥行きを生んでいます。

中盤で描かれる、ある老女と二人の青年が過ごした日々こそ、この物語の心臓部です。震災後の避難所で芽生えた家族のような絆が丁寧に積み重ねられるからこそ、その先に待つ喪失が読者の胸を深くえぐります。怒りと悲しみが同時に押し寄せるこの読書体験は、なかなか味わえるものではありません。

明かされる真相は、それまでの物語をまるごと反転させる力を持っています。衝撃のあとに静かに残るのは、「護られるべき人が護られない社会」への問いかけです。生活保護に一石を投じる本作に、社会保障のあり方を考えさせられつつも、心に訴えてくるものがある物語。

②『境界線』(2020年)

あらすじ

東日本大震災から七年。気仙沼市の海岸で発見された女性の遺体は、宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻。震災の津波で行方不明になったはずの人物だった。

しかし現場で笘篠が目にしたのは、まったくの別人。なぜ亡き妻の身分証が使われていたのか。怒りと困惑を抱えたまま捜査を進める彼のもとに、新たな他殺体発見の一報が届く…。

おすすめポイント

震災という未曾有の災害を背景に、「戸籍売買」という復興の闇へ切り込んだ社会派ミステリーです。事件の真相よりも、あの日を境に人生を根こそぎ変えられた人々の痛みが、静かに、しかし容赦なく胸に迫ってきます。

圧倒されるのは、3.11当日の津波描写のリアリティです。被災した者と免れた者、塀の中の囚人と塀の外の市民。あらゆる場面に引かれた「境界線」が、人間の心を静かに、しかし決定的に分断していく過程が丹念に描かれています。

ラスト数ページで明かされる笘篠の心情は、ミステリーの謎解きを超えた深い余韻を残します。「もしあの日、自分がその場にいたら」。その問いが読後もずっと離れない、心に重く響く一冊です。

③『彷徨う者たち』(2024年)

あらすじ

東日本大震災から十数年。復興が進む宮城県南三陸町で、災害公営住宅への移転に伴い解体が進む仮設住宅の一室から、町役場職員の他殺体が発見される。出入り口はすべて施錠された完全密室。

宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事が捜査に乗り出すが、捜査線上に浮かんだのは、蓮田がかつて決別した幼なじみたちだった。在りし日の友情と悔恨。刑事としての職務と消せない過去が、静かに交差し始めて…。

おすすめポイント

密室トリックと震災復興、そして幼なじみとの再会。三つの要素が一つの事件に凝縮される構成に、冒頭から引き込まれます。中山七里さんの筆は、謎解きの緊張感と人間ドラマの切実さを同時に走らせながら、読者をまったく休ませてくれません。

「震災で大事なものを失った者」と「失わなかった者」の間に横たわる、言葉にできない溝。蓮田刑事が幼なじみと向き合うたびに滲む後ろめたさは、被災経験の有無を問わず、誰もが覚えのある「踏み込めなさ」と地続きです。その描写が、フィクションの枠を静かに超えてきます。

シリーズ完結編にふさわしい鮮やかな転換が、終盤で待ち構えています。事件の真相が明かされたとき、胸に残るのは推理の快感よりも、登場人物たちが抱え続けた痛みの深さです。「復興とは何か」を問い直したくなる、余韻の長い作品です。

 

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

【中山七里】宮城県警シリーズ 一覧
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護られなかった者たちへ (宝島社文庫)

護られなかった者たちへ

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境界線 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

境界線

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彷徨う者たち

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この記事を書いた人

30年以上の読書歴と年間100冊以上の読書経験をもとに、国内外のミステリーやファンタジーを中心に、ジャンルを問わず正直な感想をお届けします。
「次に何を読もうか迷っている」「好きな作家の新刊を見逃したくない」そんな方のために、人気作家の最新刊情報もいち早くまとめています。

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